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明確に白黒をつける

法律を自分自身で直接駆使することで助かった、または困ったといえるようなことはありませんが、間接的にではありますが法律のおかげで少し助かったことがあります。
現在の家に引越すときに起きた出来事なのですが、やはり賃貸契約を結んでいる住居を引き払うときには誰でも通る道でしょうが敷金の中から住宅の修繕費を引かれるということを私自身も毎回恒例のように経験することとなりました。そのとき住んでいた住居は築年数こそ新しかったのですが、前の住人というよりその家の持ち主自身の扱いがひどかったせいか、決してきれいな状態といえるようなものではありませんでした。入居する際に当然不動産屋さんにその家の状態を確認してもらい、賃貸契約を終了させるときに再び確認を行って過失による損害の算定を行うという当然の流れが今回も行われるものであると思っていました。ですが、そのとき状況がいつもと少し変わっていたのです。突然、持ち主が賃貸の代行を行っていた会社から別の会社に乗り換えていたらしいのです。いつもの流れで、最初に賃貸契約を結んだ会社から担当社員を呼んで家の状況を確認してもらったのですが、そのとき社員の方はきれいに使用されており修繕の必要箇所は見受けられず、むしろ契約を行う前より家の中がきれいに掃除されているので敷引き以上に払う必要はありませんと言っていただいたのです。ですが、新しく出てきた不動産会社の社員が確認を行うとあれやこれやが壊れている、家の中が汚い、敷金以上に金がかかるからもっと払えなどといってきたのです。さすがにこれには私たち夫婦は怒りました。どのように聞いてもその破損や汚損の箇所は入居当時から存在するものでしたし到底自分たちが払う必要のないものだったのです。ですが不動産会社は払えの一点張りでした、そこで最初に契約を結んだ不動産会社の担当社員に相談を持ちかけてみると、そういう発言はおかしいし、自分の目からしてもそんな箇所はなかった。敷金以上に払う必要なんて法律のどこにも書かれていないのでそこら辺でもう一度攻めてみたらどうでしょう?とアドバイスをいただきました。その後幾度も電話をかけ、なんと言おうが払わないし払う必要があるのならその証拠を物証なり法律の論拠なりで示せ、それができないなら裁判してでも争ってやるといってみると、最後には向こうから謝罪と敷引きの残りを返却すると言ってきました。
その後に新しい不動産会社に言わせたのですが、どうやら家主が新しい家を買ったらしくその資金を捻出するためにちょうど家を引き払う自分らに吹っかけて搾り取れと指令を出していたらしいのです。
つくづく強引な論を展開する人にはあきれる話だったのですが、いざ実生活の中でそんな無理を通そうとする人とぶつかった場合、面と向かっては何も解決しないことが多いですが、法律というフィルターを通すと明確に白黒をつけることができるのでつくづく法律というものの怖さとありがたみを知った事件だったと思います。

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